以前　東芝深谷工場の　テレビ生産に関する番組を見たことがあるが

それからあまり時間もたっていないと思うのだが

深谷工場からのテレビ生産が撤退となったようだ。


あまり何かに固執するとこうなるんだろね。


東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)がテレビの国内生産から完全撤退した。埼玉県深谷市にある国内唯一のテレビ工場での生産は今年３月に終了している。広報担当者が１７日、明らかにした。

　深谷事業所は１９６５年に操業を開始したテレビの主力工場だったが、昨年１月には生産量の縮小や生産機種の絞り込み、機能の見直しを行うことを発表。国内市場における地上デジタル放送移行後の需要の大幅な落ち込みを見込んで段階的に稼働率を引き下げていた。約９２０人いた従業員も雇用を維持し、グループ内の再配置などが完了している。同事業所は現在、テレビの設計・開発やアフターサービスなどに事業を絞って存続している。

　２０１２年３月期のテレビ事業は、競争激化による価格下落などを受け、５００億円近い赤字だった。販売実績は１４００万台半ばで、計画の１５００万台には届かなかった。１３年３月期は約１６００万台を計画しており、中国、インドネシアなど海外の４工場やＯＤＭ（相手先ブランドによる設計・製造）の活用拡大などで生産する。

　東芝の佐々木則夫社長は同日午後、経営方針説明会で、ＯＤＭ比率を前年度の４割から５割程度に増やすことや、１３年度にはモデル数を１１年度比で６割減らし、パネル数も同５４％減とすると説明した。今月８日の決算発表時には１３年３月期も赤字が若干残ると説明していたが、佐々木社長は、合理化や新興国への展開を加速することで「実行計画（社内目標）では通期で黒字化を目指している」ことを明らかにした。

　テレビ事業では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やパナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)、シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)など他の大手電機メーカーでも前期は軒並み赤字を計上。てこ入れが急務で、生産体制を見直す動きが相次いでいる。すでに日立製作所(6501.T: 株価, ニュース, レポート)は今年９月末までにテレビの自社生産から撤退することを決めている。